『イフ』
作詞・作曲:ユリイ・カノン
生まれた意味も 死ねない理由も
いつかは見つけられるかな
雨が降る予報の日に
傘を持たずに歩いていく
不確かに期待してる
当てもなく晴れを信じてる
そうだった
何度だって焦がれた
「きっと」なんて願った
走れば月にも近づけるんだって
信じてる
だって誰も明日を知らないでしょ
僕の人生の前にあるifとlie
どこに至っても たらればを問う
できりゃ後悔のない現実に生きていたい
なんて吐いて馬鹿みたい
終わらないストーリーなんて
まあ詰まらない
「永遠」には来ない夜明けが見たい
君とこんな想いを 高鳴る思いを
幾つ感じていくだろう
気休めな言葉とか
ありふれた希望めいた詩
なんでも消費される
ひたすらに生きた証を形にさせてくれよ
美しい嘘も汚れた真実も
これも人の在り方だと、全てを許せたら
どうだろな
いっそ最初からなら
もっとずっと今を
愛だの夢だの満たせられるかもな
でもその道に君はいないかもしれない
僕の人生の前にあるifとlie
どこに至っても たらればを問う
できりゃ後悔のない現実に生きていたい
なんて吐いて馬鹿みたい
僕の人生の前にあるifとlie
どこにだってない 何かになりたい
道に正解はない でも間違いもない
もう一つ生きれたら
歌じゃ人生も何もきっと救えない
でも君の為に歌いたい
何回、何千回だって奏でど褪せない
夢をもっと歌いたい
生まれた意味も 死ねない理由も
未だにわからないけど
この命に価値がないとしても
世界は美しいんだから
生きていこう
『わたしいまめまいしたわ』
作詞作曲:ユリイ・カノン
嘘でくらっと揺れるロンリー
欲しがるならもっとあげるのに
体裁 嫉妬 歯剥 論理
ほらLからRすべて埋めたげる
未来より現在が大事
綺麗なまま死にたいノーフューチャー
解とかわかんないし
理想像も昨日今日で違うわ
かまって 黙っていないで
クラクラさせて
命より富より恋の実りを
這って縋ってまでぐだぐだ生きて
貢げるほど愛はもう無い
生き方の解をちょうだい
目立ちたくないわ
でも見つけてほしいなんてね思う
あざといフレーズ
また釣られてあげるけど嬉しい?
届いてないとかわかってる
それなら勝手に言うわ
きみの言うこと全部が正しいと思う
気に食わないことばかりだ
それでも気分が良かった
だって明日で世界が終わるからね
今どき流行んないし
リアルだけが知りたいノンフィクション
全部が子供騙し
依然対応を自然体でできないの
かまって 黙っていないで
クラクラさせて
命より富より恋の実りを
ちょっとバグった拍で
動悸同期させて
そしたらいっせーので逝けるかな
って待って 黙っていないで
クラクラさせて
気持ちより文字より脳みそに刺して
奪って縛って巻いてぐしゃぐしゃにして
初めて見た世界にただ
わたし今 目眩したわ
『ビカム陀仏』
作詞作曲:ユリイ・カノン
往生際が悪いみたい マルい未来を願う次第
大概“並”じゃ張り合いない
無い摩尼は 否みな皆
おいでよ
籤を引けど如何せんどれも地獄なの
あらゆる思考が釈迦になって
新たな徒花が娑婆に咲く
拝んで悟って厭になって
すべてがビカム陀仏
いわゆる奇道が修羅になって
また独り隘路に迷い込む
捨て身のリリックで繕って
すべてがビカム陀仏
尽くしたって上手くいかんな 報酬はおいくら?
金がなんだ そう吐いて懶惰
どうだい後悔無い?
災の晩だ 誰の番だ 生き身は死に身
地を選んだ 空を恨んだ
Die.Die.Die.
じゃない!
飄々としたツラをした
業を煮やしたって意味ないわ
せっかくだし如来なりにはなりたいが 世才ないわ
老いても
ちゃちなロックのこういう曲で踊れたらって思うのよ
あらゆる思考が釈迦になって
ふらり千鳥足でファズを踏む
おざなりナレッジで偉ぶって
すべてがビカム陀仏
いわゆる奇道が修羅になって
思い通りの理論に乱される
ドロナワのフレーズで高ぶって
すべてがビカム陀仏
何千回 何万回 死んで生まれたって
誰も彼も馬鹿な儘
人生は何通り?
なんて問い もういい
勝手に生きろ
では、良い人生を